〔SMプレイ用〕セーフワード確認書

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〔SMプレイ用〕セーフワード確認書

¥2,980
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【1】書式概要 


 

このセーフワード確認書は、大人同士の特殊な関係性において安全性を最優先に考えるための重要な書面です。近年、多様な性的表現や関係性が社会に受け入れられる中で、特にBDSMやSMといった特殊なプレイを楽しむカップルが増えています。しかし、このような関係では通常の恋愛関係以上に細心の注意と明確な意思疎通が求められます。

 

この書式は、プレイ中の安全確保に不可欠な「セーフワード」について、事前に詳細な取り決めを行うためのものです。セーフワードとは、プレイの停止や調整を求める際に使用する特別な合言葉のことで、参加者の安全と安心を守る最後の砦とも言える重要な仕組みです。

 

実際の使用場面としては、新しいパートナーとの関係を始める際の基本的な安全確認として、また長期間の関係であっても定期的な見直しや更新のために活用されます。特に、拘束や痛みを伴うプレイを行う前には必須の準備として位置づけられています。

 

この確認書では、基本的なセーフワードの設定から、声が出せない状況での代替手段、緊急時の対応方法、体調や精神状態による制限事項まで、包括的にカバーしています。また、セーフワード使用時の具体的な対応義務や、定期的な確認タイミングについても明文化することで、より安全で信頼できる関係づくりをサポートします。

 

この文書はWord形式で提供されているため、お客様の具体的な状況や好みに応じて自由に編集・カスタマイズが可能です。パートナー同士で話し合いながら内容を調整し、お二人だけのオリジナルな安全確認書を作成できます。専門家に相談する費用をかけずに、しっかりとした安全管理体制を構築したい方に最適です。


 

【2】逐条解説

 

第1条(基本セーフワード)

 

この条項はセーフワードシステムの根幹を成す部分で、3段階の意思表示方法を確立します。停止系では「レッド」や「ストップ」といった緊急性を表す言葉、調整系では「イエロー」や「スロー」といった注意を促す言葉、継続確認では「グリーン」や「オーケー」といった安心を表す言葉を設定します。例えば、痛みが限界を超えた時に「レッド」と言えば、パートナーは即座に全ての行為を停止し、拘束を解除する義務が生じます。

 

第2条(代替手段)

 

口にボールギャグなどを装着している場合や、興奮状態で声が出せない状況を想定した重要な条項です。身体的合図では、例えば手をパチパチと叩く、足をバタバタする、首を激しく振るといった動作を事前に決めておきます。道具使用時の合図として、小さなベルやボールなどを手に持たせ、それを落とすことで停止の意思を示すシステムも効果的です。

 

第3条(セーフワード使用時の対応義務)

 

パートナーの安全を守るための具体的な行動指針を定めた条項です。セーフワードを聞いた瞬間から5つのステップを踏むことで、適切な対応が確保されます。例えば、拘束プレイ中に「レッド」と言われた場合、まず手を止め、ロープやベルトを素早く外し、相手の呼吸や意識状態を確認し、水分補給や毛布での保温などのケアを行い、最後に何が原因だったかを優しく聞き取ります。

 

第4条(定期確認)

 

プレイの安全性を継続的に監視するためのチェックポイントを設定します。特に長時間の拘束では血行不良のリスクがあるため、15分から30分間隔での確認が推奨されます。強度を上げる前の確認では「今の状態はどう?」「もう少し強くしても大丈夫?」といった声かけを行い、相手の反応を慎重に観察します。

 

第5条(体調・状況による制限)

 

体調面では、風邪で熱がある時、前日の疲れが残っている時、お酒を飲んだ後などは判断力が低下するため、セーフワードに関係なくプレイを避けるべき状況として規定します。精神面では、仕事でのストレスが極度に高い時、家庭内でトラブルがあった時、集中できずに上の空の状態などが該当します。これらの状況では、無理をせずに別の日に延期することが大切です。

 

第6条(セーフワードの変更)

 

関係が深まるにつれて、より自分たちに適したセーフワードに変更したい場合があります。例えば、最初は一般的な「レッド・イエロー・グリーン」システムを使っていたが、お互いの好きな動物の名前(「ライオン・キリン・うさぎ」など)に変更したい場合などです。変更する際は必ず書面で記録し、新しいセーフワードで何度か練習を行ってから実際のプレイに取り入れることが重要です。

 

第7条(緊急時対応)

 

医療的な緊急事態に備えた準備項目を定めます。救急車の呼び方はもちろん、相手のアレルギー情報(薬物アレルギー、食物アレルギーなど)、現在服用している薬(血圧の薬、精神的な薬など)、既往症(心臓病、てんかんなど)を事前に把握しておくことで、救急隊員に的確な情報を提供できます。また、お互いの家族や親しい友人の連絡先も控えておくと安心です。

 

第8条(プライバシー保護)

 

セーフワードを使用したことや、その詳細について第三者に漏らさないことを約束する条項です。「昨日彼女がセーフワードを使って...」といった内容を友人に話したり、SNSに投稿したりすることは、相手のプライバシーを著しく侵害する行為です。セーフワードの使用は恥ずかしいことではありませんが、当事者以外には関係のない個人的な情報として扱う必要があります。

 

第9条(教育・練習)

 

セーフワードシステムを効果的に機能させるための継続的な取り組みを規定します。例えば、月に一度はセーフワードの練習を行い、実際のプレイ中でも躊躇なく使えるよう訓練します。また、セーフワードを使うことを「プレイを台無しにする行為」ではなく「お互いの安全を守る大切な行為」として認識し、使用後に謝る必要がないことを確認し合います。

 

第10条(記録・評価)

 

プレイ後の振り返りを通じて、セーフワードシステムの改善を図る条項です。記録には「セーフワードを使ったタイミング」「使った理由」「その後の対応は適切だったか」「次回気をつけるべき点」などを含めます。例えば、「途中でイエローを使ったが、もう少し早く使えば良かった」「レッドを使った時の対応が素早くて安心できた」といった率直な感想を共有することで、より安全なプレイを実現できます。

 

第11条(同意の確認)

 

この確認書全体の有効性を担保する重要な条項です。セーフワードの使用は「権利であり義務でもある」という表現により、自分の安全を守ることの重要性を強調しています。また、内容を十分理解していることと、自由意思での署名であることを明文化することで、後々のトラブルを防ぎます。強制的に署名させられたものではないことを証明する役割もあります。

 

第12条(有効期間・更新)

 

セーフワード確認書が永続的に有効ではなく、定期的な見直しが必要であることを示す条項です。関係性の変化、新しいプレイの導入、過去の経験からの学びなどを反映させるため、半年から1年程度での更新が推奨されます。更新時には、これまでのセーフワードシステムがうまく機能していたか、改善点はないかを話し合い、より良いシステムに発展させていくことが大切です。

 

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