〔改正民法対応版〕盆栽管理及び造形技術委託契約書(委託者有利版)

ダウンロードには会員登録が必要です。

〔改正民法対応版〕盆栽管理及び造形技術委託契約書(委託者有利版)

¥2,980
/
税込
 

【1】書式概要

 

 

この契約書は、盆栽の管理や造形を専門家に委託する際に利用できる雛型です。剪定や針金かけ、植え替えといった高度な技術を第三者に依頼する場合に必要となる取り決めを整理し、料金や保証、損害賠償の範囲まで明確に示しています。

 

特に委託者に有利な内容となっており、盆栽の所有者が安心して技術者に依頼できるように配慮されています。園芸業者や造園業者に依頼する場面はもちろん、趣味で盆栽を所有する個人が専門技術を委託する場合にも利用可能です。Word形式で編集できるため、料金設定や期間など必要な部分を自由に書き換えて活用できます。

 

 

 

 

【2】条文タイトル

 

 

第1条(委託業務の目的及び内容)
第2条(履行期間及び作業場所)
第3条(委託料金及び支払方法)
第4条(乙の技術的義務及び注意義務)
第5条(甲の協力義務)
第6条(業務完了の確認及び引渡し)
第7条(品質保証及び補償期間)
第8条(損害賠償責任)
第9条(危険負担及び不可抗力)
第10条(契約解除)
第11条(知的財産権の帰属)
第12条(秘密保持義務)
第13条(契約内容の変更)
第14条(準拠法及び合意管轄)
第15条(その他)

 

 

 

 

【3】逐条解説

 

 

第1条(委託業務の目的及び内容)


この条文では、盆栽の管理や造形を委託する範囲を明確にしています。例えば、剪定や植え替えなど日常的な作業を含め、所有者が期待する美観の向上や健康的な育成を保証するものです。実際に、展示会に出展する盆栽や顧客に販売する前の管理依頼に適しています。

 

 

第2条(履行期間及び作業場所)


作業期間と場所を明示することで、委託者がスケジュールを管理しやすくなります。例えば、展示会前の短期集中作業や長期的な管理依頼のどちらにも対応できます。

 

 

第3条(委託料金及び支払方法)


料金体系と支払い方法を定める条文です。特に、振込手数料を受託者負担とする点は委託者に有利です。たとえば、複数の盆栽を依頼する場合でも追加費用が明確になり安心です。

 

 

第4条(乙の技術的義務及び注意義務)


専門家としての義務を明示しています。現状調査や作業計画の承認を求める点は、委託者が作業内容をコントロールできる仕組みです。例えば、盆栽の形を「自然風」に整えるか「展示会仕様」に仕上げるかを事前に確認できます。

 

 

第5条(甲の協力義務)


委託者も情報提供の責任を持ちます。例えば、盆栽の品種やこれまでの施肥歴を伝えることで、より適切な管理が実現します。

 

 

第6条(業務完了の確認及び引渡し)


納品後に状態を確認する仕組みが定められており、委託者は安心して引き渡しを受けられます。例えば、枝ぶりに不満があれば補修を求められます。

 

 

第7条(品質保証及び補償期間)


12か月という長期保証が設定されています。盆栽は季節変化の影響を受けやすいため、病害が出ても無償対応が可能です。実際に展示会後に弱った場合にも再施術や損害賠償を請求できます。

 

 

第8条(損害賠償責任)


受託者の過失による損害には全面的な賠償責任があります。精神的苦痛への慰謝料まで対象となる点は、盆栽愛好家にとって安心材料です。

 

 

第9条(危険負担及び不可抗力)


天災でも予防義務違反があれば責任を免れないと規定しています。例えば台風対策を怠った場合、受託者は免責されません。

 

 

第10条(契約解除)


委託者が不利にならないよう即時解除できる規定です。不誠実な対応や著しい管理不備があればすぐに契約終了できます。

 

 

第11条(知的財産権の帰属)


盆栽の造形に関する知的財産をすべて委託者に帰属させることで、後々のトラブルを防ぎます。

 

 

第12条(秘密保持義務)


所有者の個人情報や管理方法が第三者に漏れることを防ぎます。

 

 

第13条(契約内容の変更)


契約内容の変更は必ず書面で行うルールを明示し、不意の口約束を防ぎます。

 

 

第14条(準拠法及び合意管轄)


日本法を準拠法とし、紛争の裁判地を委託者の住所地と定めており、委託者保護に直結します。

 

 

第15条(その他)


疑義がある場合は委託者の意見を優先する規定で、全体として強い保護を与えています。






【4】活用アドバイス

この契約書は、まずWordで基本事項を埋めた上で、実際の盆栽の状況に合わせてカスタマイズするのが効果的です。展示会に出す盆栽、販売前の管理、趣味のコレクションなど、利用目的に応じて「保証期間」や「料金」を調整すると柔軟に対応できます。また、依頼する技術者ごとに条件を比較検討する際の基準としても役立ちます。






【5】この文書を利用するメリット

 

 

  • 所有者がリスクを最小化できる内容になっている

  • 長期保証が明記され、安心して依頼できる

  • Word形式で編集可能なので、自分の状況に合わせて簡単に修正できる

  • 専門家の義務を具体的に明示しているため、依頼内容の齟齬を防げる

  • 知的財産権や秘密保持に関する取り決めが明確で、後々の紛争防止に役立つ

RuffRuff App RuffRuff Apps by Tsun

Customer Reviews

Be the first to write a review
0%
(0)
0%
(0)
0%
(0)
0%
(0)
0%
(0)

おすすめ書式テンプレート

最近チェックしたテンプレート