この「(「算定基礎給×支給月数×出勤率」により算出する)賞与規程」雛型は、企業が従業員への賞与(ボーナス)支給に関する基本的なルールを明確に定めるための完成度の高い文書です。支給の根拠や条件を明文化することで、透明性のある賞与制度の運用が可能になります。
本雛型では、年2回(6月・12月)の支給時期を基本としながらも、業績状況に応じた柔軟な対応ができるよう配慮されています。また「支給日に在籍していること」や「算定期間中の勤務日数が所定勤務日数の3分の2以上であること」といった支給対象者の明確な条件設定により、公平な制度運用の基盤を提供します。
算定方法については、「基本給+役付手当」を基礎とし、これに「支給月数」と「出勤率」を掛け合わせるシンプルな計算式を採用しています。特に出勤率の計算には遅刻・早退の取り扱いまで規定されており、実務レベルでの運用がしやすい内容となっています。
支払方法や各種控除項目についても明確に規定されているほか、定年退職者や会社都合による退職者に対する特別支給の条項も備えており、様々な状況に対応できる柔軟性を持ち合わせています。
中小企業から大企業まで幅広く活用できる汎用性の高い内容で、各社の実情に合わせて容易にカスタマイズが可能です。既存の就業規則や給与規程と組み合わせることで、より整合性のとれた人事制度を構築できます。
この雛型を導入することで、賞与支給に関する社内ルールが明確化され、従業員の納得感を高めるとともに、人事担当者の業務負担軽減にも貢献します。賞与という重要な処遇面での公平性と透明性を確保し、従業員のモチベーション向上につながる実用的な規程として、多くの企業で活用されています。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(総則)
第2条(支給時期)
第3条(支給対象者)
第4条(算定期間)
第5条(算定式)
第6条(支給月数)
第7条(出勤率)
第8条(控除)
第9条(支払方法)
第10条(特別支給)