【1】書式概要
この文書は、SMやBDSMといったパートナー間の特殊なプレイに関して、互いのプライバシーや信頼を守るために用いる契約書のひな型です。プレイ中に交わされる内容や、使用する道具、写真や映像記録などが外部に漏れないようにあらかじめ約束し、安心して楽しむための枠組みを整えています。
たとえば、SNSや動画サイトへの無断投稿を防ぐために活用するケースが想定されます。特別な知識がなくても理解しやすいようにシンプルにまとめてあり、Word形式で編集可能なので、自分たちの合意内容に合わせて簡単に調整できます。
【2】条文タイトル
第1条(目的) 第2条(秘密情報の範囲) 第3条(秘密保持義務) 第4条(例外事項) 第5条(有効期間) 第6条(違反時の対応) 第7条(その他)
【3】逐条解説
第1条(目的)
プレイを楽しむためには安心感が欠かせません。この条文では、互いの秘密を外部に漏らさないことを約束し、信頼関係を基盤にする意義を明確にしています。例えば、パートナーが安心して自分の好みや希望を伝えられる雰囲気をつくる役割があります。
第2条(秘密情報の範囲)
秘密にする対象を具体的に示すことで、どこまでが守られるのかが一目でわかります。プレイ内容だけでなく、使った道具やセーフワードまで含めているため、非常に幅広い保護が可能です。
第3条(秘密保持義務)
最も重要な条文のひとつで、第三者への漏洩を禁じています。とくにSNSや動画投稿サイトに触れている点は現代的で、ネット社会でのリスク回避を強く意識した内容です。
第4条(例外事項)
命や身体に危険がある場合など、やむを得ない状況では秘密を共有できる仕組みを設けています。これは安全を最優先にするための条文で、プレイにおけるリスク管理の一環です。
第5条(有効期間)
契約の効力がプレイ終了後も続くことを明示しているため、事後のトラブルを防止できます。たとえば、過去の記録が後からネットに流出するのを防ぐ意識づけになります。
第6条(違反時の対応)
万一約束が破られた場合に、謝罪や被害回復に努めるルールを示しています。裁判など大げさな手段ではなく、まずは当事者間で解決を目指す姿勢が特徴です。
第7条(その他)
この契約が単なる制約ではなく、信頼関係を強めるための誓約であることを確認する条文です。お互いが尊重し合い、安心して楽しむためのメッセージ性が込められています。
【4】活用アドバイス
この契約書は、Word形式で編集できるため、個々の関係性やルールに合わせて柔軟に修正することが可能です。署名欄に加えて、日付やニックネームを入れるだけでも現実的な効力を持ちます。プレイ前に読み合わせをして、合意内容を共有することで、心理的な安心感が高まります。また、必要に応じて条文を追加し、自分たちの約束に沿った形へカスタマイズするのも有効です。
【5】この文書を利用するメリット
この契約書を利用することで、安心してプライベートな時間を楽しめる環境が整います。プレイの内容や個人的な嗜好が外部に広まるリスクを最小限に抑えることができ、トラブルや不安を事前に防止できます。さらに、互いに約束を明文化することは信頼の証となり、関係性をより健全で持続的なものにします。
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