【改正民法対応版】観光ガイド業務・通訳ガイド業務委託契約書

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【改正民法対応版】観光ガイド業務・通訳ガイド業務委託契約書

¥2,980
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【1】書式概要 

この「観光ガイド業務・通訳ガイド業務委託契約書」は、観光案内や通訳サービスを提供する個人や会社と、そのサービスを利用したい企業の間で使える契約書の雛型です。

 

この契約書は最新の民法に対応していて、仕事の内容、お支払い方法、秘密を守る約束、著作権の所有者、個人情報の扱い方などがわかりやすく書かれています。特に観光ガイドの仕事に必要な項目(ガイドの資格要件、交通費などの費用負担など)が細かく決められているので、後からのトラブルを防ぐことができます。

 

外国人観光客が増えている今、外国語ガイドサービスを提供する方や、観光関連の会社にとって役立つ書類です。専門的な知識がなくても、会社名や個人名、報酬額などの空欄に記入するだけで、すぐに使える正式な契約書になります。

 

観光業界の実務経験と法律知識をもとに作られているので、初めて契約を結ぶ方でも安心です。サービスを依頼する側と提供する側、双方の権利と責任をはっきりさせた公平な内容になっています。


〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(定義)
第3条(業務内容)
第4条(業務委託の申込みと承諾)
第5条(乙の義務)
第6条(甲の義務)
第7条(報酬)
第8条(費用負担)
第9条(業務報告)
第10条(再委託の禁止)
第11条(秘密保持)
第12条(個人情報の保護)
第13条(著作権)
第14条(損害賠償)
第15条(契約期間)
第16条(解約)
第17条(反社会的勢力の排除)
第18条(権利義務の譲渡禁止)
第19条(契約の変更)
第20条(完全合意)
第21条(分離可能性)
第22条(準拠法)
第23条(管轄裁判所)
第24条(協議事項)
【2】逐条解説

前文

ポイント: この契約書は「会社(甲)」と「ガイド(乙)」の間で結ぶ約束事です。会社がガイドに仕事を頼み、ガイドがそれを引き受ける内容を書いています。

 

第1条(目的)

ポイント: この契約書の目的は、会社がガイドに観光案内や通訳の仕事を頼む際のルールを決めることです。

 

第2条(定義)

ポイント: 契約書で使う言葉の意味を明確にしています。

  • 「観光ガイド業務」とは、観光客に観光地を案内すること

  • 「通訳ガイド業務」とは、外国人に外国語で旅行案内をすること

  • 「通訳案内士」とは、国の試験に合格して正式に登録された資格者のこと

 

第3条(業務内容)

ポイント: ガイドの具体的な仕事内容です。

  • 観光客への案内や通訳

  • 観光コースの計画と提案

  • 観光地の歴史や文化の説明

  • 観光客の安全確保と緊急事態への対応

  • その他、両者が合意した関連業務

具体的な仕事の詳細(日時・場所など)は、その都度両者で相談して決めます。

 

第4条(業務委託の申込みと承諾)

ポイント: 仕事の依頼から成立までの流れです。

  1. 会社がガイドに仕事内容や日時などを書いた申込書を送る

  2. ガイドが引き受けるかどうか返事をする

  3. ガイドが「OK」と言った時点で個別の仕事契約が成立

 

第5条(ガイドの義務)

ポイント: ガイド側の守るべきことです。

  • 仕事を誠実に行い、会社の評判を傷つけないこと

  • 通訳案内士の資格がある場合は維持すること

  • 必要な知識や技術を磨き続けること

  • 法律や会社のルールを守ること

  • 問題が起きたらすぐに会社に報告すること

 

第6条(会社の義務)

ポイント: 会社側の守るべきことです。

  • ガイドが仕事をしやすいよう協力すること

  • 必要な情報を提供すること

  • 仕事内容が変わる場合はすぐに連絡すること

 

第7条(報酬)

ポイント: ガイドへの支払いについてのルールです。

  • 報酬の計算方法:①時給制(時間×単価)、②日給制(日数×単価)、③固定報酬のいずれか

  • 支払いは月末で締めて翌月末に支払う

  • 振込手数料は会社が負担

 

第8条(費用負担)

ポイント: 仕事にかかる経費の負担ルールです。

  • 交通費、宿泊費、観光施設の入場料などは基本的に会社が払う

  • ガイドが立て替えた場合は、あとで会社に請求できる

  • その他の費用は話し合って決める

 

第9条(業務報告)

ポイント: ガイドは仕事が終わったら、すぐに報告書を会社に出す必要があります。

 

第10条(再委託の禁止)

ポイント: ガイドは会社の書面による許可なしに、自分の仕事を他の人に任せてはいけません。

 

第11条(秘密保持)

ポイント: お互いの秘密情報を守るルールです。

  • 相手の秘密情報を勝手に他の人に話してはいけない

  • この義務は契約が終わっても5年間は続く

 

第12条(個人情報の保護)

ポイント: 個人情報の取扱いルールです。

  • 仕事で知った個人情報は大切に管理し、仕事以外の目的で使わない

  • 情報漏れを防ぐための対策をしっかり行う

  • 仕事が終わったり会社から指示があったりしたら、個人情報を返すか処分する

 

第13条(著作権)

ポイント: 仕事中に作ったものの権利関係です。

  • ガイドが仕事中に作った資料や文書などの権利は会社のものになる

  • ガイドは「これは自分が作ったものだから〇〇してほしい」という主張をしない

 

第14条(損害賠償)

ポイント: 誰かに損害を与えた場合の責任についてのルールです。

  • 契約違反で相手に損害を与えたら、その分の賠償をする

  • ガイドが仕事中に第三者に損害を与えた場合は、基本的にガイドが責任を負う(ただし会社の指示が原因の場合は例外)

 

第15条(契約期間)

ポイント: 契約の期間と更新に関するルールです。

  • 契約期間は1年間

  • 期間が終わる1ヶ月前までに何も言わなければ、自動的にもう1年延長される

 

第16条(解約)

ポイント: 契約を終了させる方法です。

  • 通常の解約:1ヶ月前に書面で通知すれば解約できる

  • 即時解約:相手が重大な契約違反をした場合や倒産しそうな場合など、特別な事情があれば警告なしですぐに解約できる

 

第17条(反社会的勢力の排除)

ポイント: 暴力団などの反社会的勢力との関わりを禁止するルールです。

  • お互いに暴力団などの反社会的勢力ではないこと、関係がないことを約束する

  • もし関係があると判明したら、相手はすぐに契約を解除できる

 

第18条(権利義務の譲渡禁止)

ポイント: 相手の書面による許可なしに、この契約上の立場や権利・義務を他人に譲ったり担保に入れたりしてはいけません。

 

第19条(契約の変更)

ポイント: 契約内容を変更するには、双方が話し合って書面で合意する必要があります。

 

第20条(完全合意)

ポイント: この契約書が最終的な合意事項であり、過去の口約束や書面での約束よりも優先されます。

 

第21条(分離可能性)

ポイント: 契約の一部が法律違反などで無効になっても、残りの部分は有効とするルールです。一部がダメでも契約全体が無効にならないための条項です。

 

第22条(準拠法)

ポイント: この契約には日本の法律が適用されます。

 

第23条(管轄裁判所)

ポイント: もし裁判になった場合は○○地方裁判所で行うことを決めています。

 

第24条(協議事項)

ポイント: 契約書に書かれていないことや解釈に悩む場合は、お互いに誠意を持って話し合って解決します。

 

締結文

ポイント: この契約書を2部作成し、会社とガイドがそれぞれ署名・押印して1部ずつ保管します。契約日と署名欄があります。


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