【1】書式概要
イメクラ利用規約テンプレート - 安心・安全な店舗運営のための必須文書
風俗営業許可を取得して運営するイメクラ店にとって、利用規約は法的トラブルを未然に防ぎ、健全な営業を維持するための重要な法的文書です。本テンプレートは、風俗営業法や個人情報保護法などの関連法規を踏まえ、実務経験豊富な専門家が作成した包括的な利用規約のひな形です。
新規開業を予定している事業者様から、既存の規約を見直したい経営者様まで、幅広いニーズに対応できる内容となっています。特に、年齢確認や身分証明書の提示、反社会的勢力の排除、禁止行為の明確化など、コンプライアンス上重要な事項を網羅しています。
料金システムやキャンセルポリシー、サービス中止の条件なども明確に規定しており、利用者とのトラブルを防止するための具体的な基準を設けています。また、個人情報の取り扱いや秘密保持に関する条項も含まれており、利用者の信頼を得るための法的基盤を提供します。
本テンプレートは、そのまま使用することも可能ですが、店舗名や管轄裁判所、施行日など、空欄部分を埋めるだけでカスタマイズできる設計になっています。さらに、各条文には詳細な逐条解説が付属しており、規約の意図や法的意義を理解しながら活用できます。
風俗営業における法的リスクを最小限に抑え、安心して営業を行うための必須アイテムとして、ぜひご活用ください。規約の整備は、事業の信頼性向上にもつながり、長期的な経営安定化に貢献します。
〔条文タイトル〕
第1条(適用範囲)
第2条(定義)
第3条(営業許可)
第4条(利用資格)
第5条(利用の拒否)
第6条(料金)
第7条(キャンセル)
第8条(禁止行為)
第9条(サービスの中止)
第10条(損害賠償)
第11条(個人情報の取扱い)
第12条(秘密保持)
第13条(反社会的勢力の排除)
第14条(衛生管理)
第15条(トラブル防止)
第16条(免責事項)
第17条(規約の変更)
第18条(準拠法及び合意管轄)
第19条(協議事項)
第20条(施行)
【2】逐条解説
第1条(適用範囲)
この条文は、規約の基本的な適用範囲を定めています。イメクラサービスの利用に関する当店と利用者の権利義務関係を明確にし、利用者が本規約に同意したものとみなす旨を規定しています。これにより、トラブル発生時の法的根拠を確立します。
第2条(定義)
用語の定義を明確にすることで、規約全体の解釈の統一を図っています。「利用者」「スタッフ」「本サービス」という基本的な用語を定義し、以降の条文での曖昧さを排除しています。
第3条(営業許可)
風俗営業法に基づく適法な営業であることを明示しています。公安委員会の許可を得て営業していることを示すことで、合法的な営業活動であることを利用者に伝え、信頼性を高めています。
第4条(利用資格)
年齢制限と身分確認の規定です。法律上、風俗営業は18歳未満の利用が禁止されているため、年齢確認を徹底することを明記しています。高校生等の利用禁止も明確化し、コンプライアンスを強化しています。
第5条(利用の拒否)
トラブルを未然に防ぐための入店拒否条件を列挙しています。反社会的勢力の排除、泥酔者・薬物使用者の拒否、感染症対策など、店舗と他の利用者の安全を確保するための重要な規定です。
第6条(料金)
料金システムの透明性を確保する条文です。前払い制を明記することで、サービス提供後の支払いトラブルを防止します。また、支払方法を明確にすることで、会計上の混乱を避けます。
第7条(キャンセル)
キャンセルポリシーを明確化しています。段階的なキャンセル料を設定することで、無断キャンセルの抑止と店舗の機会損失の補填を図ります。不可抗力によるキャンセルの免責も規定し、合理的な運用を可能にしています。
第8条(禁止行為)
利用者の禁止行為を具体的に列挙しています。スタッフへの不適切な行為、違法行為の要求、プライバシー侵害など、サービス提供の安全性と健全性を確保するための重要な規定です。
第9条(サービスの中止)
規約違反時の対応を明確化しています。即時のサービス中止と退店命令の権限を店舗に与え、返金不要とすることで、規約遵守へのインセンティブを強化しています。
第10条(損害賠償)
損害発生時の責任関係を明確にしています。利用者の加害行為に対する賠償責任と、店舗側の免責範囲を規定し、双方の権利義務のバランスを図っています。
第11条(個人情報の取扱い)
個人情報保護法に準拠した取扱いを約束し、利用目的を明示しています。これにより、利用者のプライバシー保護への配慮を示し、安心してサービスを利用できる環境を整えています。
第12条(秘密保持)
双方向の秘密保持義務を規定しています。店舗側の守秘義務と利用者の守秘義務を対等に定めることで、相互の信頼関係を構築し、プライバシー保護を強化しています。
第13条(反社会的勢力の排除)
反社会的勢力との関係遮断を明確に宣言しています。これは社会的責任を果たすとともに、健全な営業環境を維持するための重要な規定です。
第14条(衛生管理)
衛生面での取り組みを明示しています。感染症対策や清潔な環境維持は、風俗営業において特に重要な要素であり、利用者の安心感を高める効果があります。
第15条(トラブル防止)
トラブル予防と発生時の対応を規定しています。利用者にトラブル回避の努力義務を課し、発生時の報告と指示への従順を求めることで、秩序ある環境を維持します。
第16条(免責事項)
不可抗力による免責と利用者間トラブルの免責を規定しています。店舗の責任範囲を明確にし、過度な責任負担を回避しつつ、合理的な運営を可能にしています。
第17条(規約の変更)
規約変更の手続きを定めています。必要に応じた柔軟な規約改定を可能にしつつ、利用者への周知方法を明確化することで、透明性を確保しています。
第18条(準拠法及び合意管轄)
法的紛争に備えた規定です。日本法の適用と管轄裁判所の指定により、紛争解決の枠組みを事前に定めています。
第19条(協議事項)
規約に定めのない事項への対応を規定しています。柔軟な問題解決を可能にしつつ、誠実な協議を約束することで、良好な関係維持を図ります。
第20条(施行)
規約の効力発生時期を明確にしています。これにより、規約の適用開始時期が明確となり、法的安定性を確保します。